中古一戸建てを購入するメリットは?選び方や失敗しないポイントを解説!

中古一戸建てを購入するメリットは?選び方や失敗しないポイントを解説!

マイホームの購入を考えるうえで、中古一戸建ては魅力的な選択肢のひとつです。
価格の安さや実際の物件を内覧できる安心感などさまざまなメリットがありますが、選び方を誤ると後悔につながる可能性もあるため、注意が必要です。
そこで今回は、中古一戸建てを購入するメリットや選び方、後悔を防ぐために押さえておきたいポイントについて解説します。

中古一戸建てを購入するメリット

中古一戸建てを購入するメリット

中古住宅とは、過去に人が居住していた、あるいは完成してから1年以上経過している未入居の物件を指します。
ここでは、中古一戸建てを購入するメリットについて解説します。

メリット①価格が安い

中古一戸建てを購入するメリットとして、購入価格が安い点が挙げられます。
新築と比べて築年数が経過している分、価格が抑えられており、立地条件の良いエリアでも手が届きやすい点がメリットです。
また、住宅ローンの借入額が少なく済むため、月々の返済額を抑えられて、家計にゆとりを持たせられます。

メリット②自分たち好みの住まいにリフォームできる

中古一戸建ては、新築物件を購入するよりも費用を抑えられるため、差額分をリフォーム費用に充てることが可能です。
リフォームによって、間取りや内装、設備などを自分たち好みにアレンジすれば、より快適な住まいを実現できるでしょう。

メリット③実物を内覧して購入を検討できる安心感

新築物件では、完成前に契約するケースが一般的のため、間取り図や完成予想図だけで判断しなければならないケースがあります。
しかし、中古一戸建てであれば、実際に建物を内覧して日当たりや風とおし、生活動線などを事前に自分の目で確認できます。
近隣の住環境や騒音レベルなども現地で体感できるため、住んでからのギャップが少なく、納得して購入できる点がメリットです。

メリット④周辺環境を選べる

新築物件と比較すると、中古一戸建てはさまざまな選択肢から選ぶことが可能です。
子どもを通わせたい小学校の学区域や買い物環境・医療環境が整っているエリア、通勤や通学がしやすい地域など、自分たちの希望に合う場所に住める可能性があります。

メリット⑤すぐに入居できる

新築で注文住宅を建てるときは、土地探しから建物完成までに、1年以上かかるケースは珍しくありません。
その点、中古一戸建ては、購入後すぐに住み始めることが可能です。
できる限り早い入居を希望する方にとっては、メリットといえます。

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中古一戸建ての選び方のポイント

中古一戸建ての選び方のポイント

中古一戸建てを購入するときは、価格の安さだけで判断するのではなく、どういった基準で選ぶかが重要になります。
ここでは、購入してからの後悔を防ぐために、押さえておきたい選び方のポイントについて解説します。

選び方のポイント①前提条件を明確にする

中古一戸建ての選び方のポイントとして、前提条件を明確にすることが挙げられます。
まずは、自分自身のライフスタイルや家族構成、希望エリア、予算などの前提条件を明確にしておきましょう。
たとえば「通勤時間は30分以内」「小学校が徒歩10分圏内」などと優先順位を決めておくと、物件探しの段階で無駄がなくなります。
また、築年数や土地の広さ、建物の構造(木造・鉄骨造など)なども条件として整理しておくと、選びやすくなります。
ただし、すべての条件を満たす中古一戸建てを見つけるのは、容易ではありません。
そのため、前提条件を書き出したら、譲れないものと妥協できるものとに分類しておくことも大切です。

選び方のポイント②設備関係のチェック

中古一戸建ての設備の状態を確認しておくことも、選び方として押さえておきたいポイントのひとつです。
具体的には、キッチン・浴室・トイレなどの設備がどの程度使用されているか、また過去にリフォームや修繕がおこなわれているかの確認は必須です。
水回り設備は劣化しやすいため、交換や修繕が必要かどうかを見極める必要があります。
近年は、築年数が古くても、設備が一新されているリノベーション済み物件も出回っています。
そういった物件を選ぶと、設備関係の修繕費が抑えられるうえに、入居後すぐに住み始めることが可能です。

選び方のポイント③耐震性の確認

中古一戸建ての選び方として、耐震性のチェックは欠かせない要素です。
中古一戸建てを購入する前に、建築基準法が改正された1981年6月1日以降に建てられた「新耐震基準」対応の物件であるかどうかを確認しましょう。
旧耐震基準で建てられた中古一戸建てを購入するときには、金融機関から担保としての価値を認めてもらえず、住宅ローンが組みにくくなる点に注意が必要です。
また、購入前には建築確認済証や検査済証の有無を確認し、違法建築でないかもチェックしておくことが重要です。

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中古一戸建ての購入を失敗しないためのポイント

中古一戸建ての購入を失敗しないためのポイント

中古一戸建ての購入には、慎重な判断が求められます。
物件価格だけでなく、将来的な修繕費やトラブルのリスクも含めて、総合的に判断することが大切です。
ここでは、購入時にチェックしておきたいポイントを解説します。

ポイント①既存住宅売買瑕疵保険の有無を確認する

既存住宅売買瑕疵保険は、購入した中古一戸建てに万が一の欠陥があったときに、補修費用を補償してくれる保険です。
この保険に加入している物件であれば、給排水管の漏れや雨漏り、シロアリ被害などが見つかったときに、一定の補償を受けられます。
買主自身が希望すれば、売主に保険に加入してもらうことは可能なので、不安点があるときに申し出てみることをおすすめします。
ただし、中古一戸建てが住宅瑕疵担保責任保険法に基づく検査に合格しないと、既存住宅売買瑕疵保険へは加入できません。

ポイント②ホームインスペクションを活用する

ホームインスペクションとは、建築士などの専門家が、建物の劣化状況や修繕の必要性を調査・診断するサービスです。
見た目にはわからない問題点を事前に把握できるため、安心して購入判断ができます。
費用は5万円~10万円程度ですが、数千万円の買い物における「お守り」としては有効な手段です。
なかには、ホームインスペクション済みの中古一戸建てもあるため、あらかじめチェックしておくと安心です。

ポイント③断熱等級にも注目

中古一戸建ては、断熱性能が新築に比べて劣るケースが一般的で、夏は暑く冬は寒いといった住みにくさを感じることがあります。
そのため、中古一戸建てを購入するときには、断熱等級や窓の性能(単板ガラスと複層ガラスのどちらか)、給湯器の省エネ性などにも着目することが大切です。
購入を検討している中古一戸建ての断熱等級を知りたいなら、既存住宅性能評価書を見るか、不動産会社に確認しましょう。
補助金を活用して断熱改修工事ができる制度もあるため、購入と同時にリフォームを検討するときは行政の制度をチェックしておくと、お得に快適な住まいを手に入れられます。
ただし、要件を満たさないと補助金制度は利用できないため、事前に自分が当てはまっているかを確認することも重要です。

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まとめ

中古一戸建てには、新築よりも購入価格が安い、自分の目で事前に確認できるなどのメリットがあります。
中古一戸建てを探すときには、自分たちの希望条件を書き出しておくとともに、設備関係の状態や耐震性のチェックも欠かさずにおこないましょう。
また、中古一戸建ての購入に失敗したくないなら、事前にホームインスペクションを実施したり、売主に既存住宅売買瑕疵保険に加入してもらったりといった対策が有効です。

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